全員「うちの野郎っ子」的

スタジアムにもいろんな人が来るようになった。

ホントに、鹿島のアウェー席で振り返ってびびったもの。この充実ぶりに。昇格したシーズンですら、徳島アウェーで、コルリダさんが「なんで徳島に200人も来てるんだよ」と爆笑しながら挨拶したのを覚えている。選手の方でも、ついにフル代表経験者が在籍するようになったしねえ。いやー。隔世の感っていうんだろうな、こういうの。
そうなると、いろんな見方、楽しみ方が出てくるのは当たり前で、古くから見てる人、応援してる人の中にも、スタンスが変わった人もいれば、新しい人たちのスタンスに違和感を感じている人もなかにはいるんだろうなあ、と思う。

でも、そんな沢山の人たちのとても多くがスタンスを一致させる選手が一人いる。言わずと知れたNo19。異常に厳しい愛情をもって「まっさるー、またー」などと、ホントにこぞって「隣の兄ちゃん」的扱い。この間の後半、突破して角度の無い所からシュートを外したプレー(ナイストライ!)の直後、となりにいたおばさまからホントに聞えたもの。その裏にある果てしない愛情も聞えた。

そういうの、いいと思うんだよなあ。ホントにうちっぽくて。仲間同士に排斥の対象があってはならないと同様に、崇拝の対象もいらないじゃん。なんだったら、全員、No8もNo10もNo18もみんなまとめてマサル扱いで。ついでにコバさんも……ちょっと無理があるな。

で、今週の日直ちゃん。

1313。
イザイザ、でもなければ、石川二人、でもない。今年の4戦の失点数。平均2。堅守の看板を謹んで返上の勢い。
勿論、シュートまで持っていかれてることがまず問題ではあるが、それは去年もだったはず。今年はどうもペナ内での守備が緩い。新しい判定基準で、審判がピッピピッピ吹くから、という話もあるが。
例えばこの前の三点目、No14を見事なターンでかわした遠藤選手に詰められなかったCB二人、ニアにいた選手はファーに動き、ファーにいた選手はニアをカバーしに。あんたそれ桃太郎のおじいさんとおばあさんやないねんから。
その他のシーンでも、相手のFW2枚にペナ内で余裕をもって持たせてるシーンが目立つ目立つ。そりゃあの二人はリーグ屈指の前線だから、下手にトライしたらターンされて決定機、ってのが怖いのは分かるけど、もうちょっと行っても罰はあたるまいと思われ。うちのNo3を継いだ男、カバリングと読みがウリとは言え、やるときゃやる(たまにやらかす)という芸風も是非。是非是非。