募金ずいぶん集まったみたいですね

かくいうワタクシは機会を見つけて三千円くらいのことしかできてないんですけど。ごめんね。


もちろん、「昇格」ブームの一過性盛り上がり、という説がかなり濃厚ではございますが、それでも、「地元のクラブチームに何かしてやりたい」という層が県内にこれだけいた、ということは証明されたわけだ。


追跡調査も分析も抜きの、単純な憶測なんですけど、「募金」っていう「敷居の低さ」が今回の盛り上がりを引き起こしたのではないかなあ。
「無償の金を出す」ことと「金払ってサービス受ける(試合を見る)」こととの二択で前者が選ばれる、ってのは、そこだけ区切って考えれば「何すかそれ???」ってな、経済的な原則にそわない、理解しにくい話に見えるんだけども、実はその二択には前提があって、「地元のクラブを応援してる、という姿勢を示すためにどの行動がもっとも安価で効率的か」という選択になってるんだと思うんだよね。
もうちょっと理屈っぽく、そして悲観的に言えば、山形には「サッカーを見るために金を払う」という人より「地元を応援する輪に入りたい」という人の方がまだまだ圧倒的に多い、ということで、さらに、「サッカーを〈わざわざ〉見に行く」ことを「コスト」としてとらえている層が多くいる、ということでもあろうか。(あなたも、「せっかく見に行ってやったのによぉ、あだなみったぐない試合ではよぅ」なーんてむかつく発言を浴びせかけられた記憶の、あるでしょ?)


なんかね、移住して7年目ですが、山形の人、「遊ぶ」のがあまり得意ではない印象を受けちゃうんだけど、そのあたりも関係あるかな、ってのはもっと私的な思い込みに近い感想。


まあ、とにもかくにも「コストダウン」に努力し、また「サッカー観戦」という商品の価値を上げ、広報することに全力を傾ける必要があることは自明なんだけども、それと並行して、これだけ志ある人たちがいらっしゃるのなら、セレッソでやってるこういう類のユース支援特化プロジェクト、ひょっとしたらうちでもできないかな?もちろん、クラブの基本姿勢や、ユースを取り巻く環境もずいぶん違うんだけど、こういう形の地域密着ってなんだかキチンと気持ちが入ってていいよね、と思います。