お題「勝ち試合見たら客は来る?」

えー、B・M・ミーティングの第2期がスタートするようですが、あいかわらず逝けないので、観客動員やそれにまつわるあれこれについて、ちょっと勝手にあーでもないこーでもないと考えてみようと思いまして…


取りあえず、2007シーズンの観客動員変化を見るためのシート作ってみた(`・ω・´)

こういうのは他クラブとの比較が大事!、っつーことで、湘南・鳥栖を比較対照に指名し、3クラブ分を、Jリーグデータベースからポチポチ拾って、オフィシャルから実施イベント関係を拾って……そして疲れた(笑)


しかしうん、結構面白いねえこれ。営業分析って類になるんだと思いますが、情報不足なところはあるし(ウチのイベントすら記憶がおぼろげなのに、他クラブが何やってたかなんて全く覚えてない)、この手の仕事の専門家ではないので、色々と怪しいところはあると思いますが、そこは突っ込み待ちってことで、このデータシートから見える部分についてホンワカボチボチと考えてみたいと思います。


そんなわけで第一回目のお題は、「勝ち試合見たら客は来る?」。そう、クラブを問わず巷間定説のように言われる「こんなクソ試合見せたらそりゃ客はコネーよ」って奴が、ホントなのかどうなのか、というネタです。


その前に、まずは各クラブの基本情報。

観客動員平均、一般席当日料金、最終順位
山形:4243(平日4試合)、2500円、9位
湘南:4621(平日4試合)、2500円、6位
鳥栖:6114(平日7試合)、2000円、8位

…おいおい平日振り替え開催とかホーム移動とかあったのに何だこの鳥栖の兄貴の実績は、ってところで既に凹むわけですが。無料招待とか大々的にやってるんだろうか…。
あ、チケ代は、かなり細かい席区分を無視してます。鳥栖はサポ席1500円等とちょっと優遇がある一方、メイン/バックの中央はそれぞれ3000、2500円。行ったことがないのでどこが実質上のメインシートなのかイマイチわかりません(ご存じの方教えて下さいな)。湘南は会員割引が最大4枚までオッケー、みたいな措置があります(新規客を誘いやすくする感じかな?)。

ウチもゴールデンチケットとかやってますが、この一番基本の価格設定に関する部分でなにかできるのかな?席割を細かくしてしまえば、新規客取り込みの対策はできそうですが、その分わかりにくくなったり管理が複雑になったり(当然経費もかかる)というデメリットもありますねえ。まあ、シーチケを含めた前売りとの絡みもあるから、これはシーズン途中に手をつけにくい部分だ、ということでサラッと流しましょう。


で、今回の本題「クソゲームだ二度とこねえよ・゚・(ノД`)ウワーン」っていってる香具師はマジでこねえのか?検証にいくわけですが、つっても、どれがクソでどれがナイスゲームなのかというご託宣を下せるわけじゃないので、そこはほれ、勝ち=ナイスゲーム/負け=クソという厨房的単純化で。


まず、「動員変化率=あるホームゲームの観客数÷その前のホームゲームの観客数」を出します。で、「ホーム勝利後」の動員変化率、及び、「ホーム敗戦後」の動員変化率を、それぞれ平均してみます。当然、当該2試合に関わるさまざまな条件(ダービーだとか、イベントうったとか、平日だとか)がある上にサンプル数が少ないので、正確なデータ(統計的に有意なデータ)とは言い難いところが大きいですが、まあそんなこといわずに茶でものめ(`・ω・)ノ旦~

動員変化率の平均
山形:勝利後1.23/敗戦後0.98/総平均1.15
湘南:勝利後1.27/敗戦後0.57/総平均1.06
鳥栖:勝利後1.28/敗戦後0.86/総平均1.14

えーと、湘南、敗戦後0.57って、負けたら客半減するのか!なんてシビアな子!
山形は減りもせず増えもせず、マターリとしておりますなあ。これ、どの業種にも見られる山形の地方気質っぽいねえ。まあ逆に浮動層の取り込みが苦しいともいうんですけど。


で、本日の結論。

4243×(1.00-0.98)=85人は、「クソゲームだ二度とこねえよ・゚・(ノД`)ウワーン」となり、んだスタにマジで来ない。

というわけで、ウチの現場組、頑張ってください。こっちもメインから頑張って応援します。


…( ´・ω・) <あのね、湘南と鳥栖は、ホーム敗戦後サンプルが6試合だったのに、ウチはホーム敗戦後サンプルが9試合もあって少し凹んだの