昨日は、埼スタでの遊び疲れを引きずりながら、スーツを着込んで横浜出張だったわけで、浮かれモードの街を不機嫌面してうろつき回っていたわけで、つーか人多すぎるわけで。東海道線で横浜に向かう移動中、「神奈川にはいったい何チームあるんだ」とか、今更のように驚きながら、神奈川県民はいったい応援チームをどうやって決めるんだろうと思ったりしてました。

よそ者が知らないだけで、ひょっとしたら地域別のアイデンティファイがはっきりしているのかもしれませんが、それにしても、車で二時間かけてホームスタジアムまで通ってくる人がたくさんいるウチのチームとは、ずいぶん環境も違うもんですね。

勿論、観客動員の面でもそうなんですが、ユース育成の面でも、ウチのチームの場合、地域的な困難がともなうのだ、と、小耳に挟んだことがある。有望な選手を見つけて、ユースチームに勧誘する時、第一の障壁になるのは、練習に通う時間的金銭的労力なんだとか。確かに、こっちはちょっと幹線から離れると、バスも電車も一時間に一本あれば上等、ヘタすりゃ車・自転車以外の交通手段がない地域だって多い。とすれば、ユースッ子は、親御さんに送迎してもらうか、長距離を自転車で通うか、しかない。所属ユース生の中には、往復5時間かけて練習に参加している子もいるとか。

・・・やっぱりそれって大変だよなあ。「車社会なんだから電車バスみたいな不採算の交通機関は縮小!」というような、オトナ目線の考え方にはどこかで歯止めをかけなきゃいけないような気にもなる。